球場に行くとなんでこんなに楽しいのだろう

野球一家でもなんでもない家庭に生まれた私が初めて球場に行ったのはコンサート。2回目は最初に就職した会社で行われた社内野球大会の応援。この2回だけで以降、球場に行く機会はありませんでした。

 

コンサートで初めて行った球場は横浜スタジアム。今風に言うとフェスってやつになぜか1人で行きました。駅から球場へ行く道すがら見えてきた球場の大きさや、入場してから見る球場の広さ、すり鉢状の形状が日常からかけ離れた世界に行ったようで、コンサートに来たのにも関わらず気おくれしてしまいました。

 

ですがそれも入場したほんの一瞬で、お目当てのアーティストの登場を待つわくわく感や、夏の昼間の暑さ、人の多さで、新宿などの街中にいるのと大して変わりのない日常に引き戻され、球場に対する感情はなにもなくなりました。

 

全く興味がなかった野球を見にわざわざ球場まで足を運ぶようになったきっかけは、ヤクルト販売員の方に頂いた招待券でした。神宮球場は仕事帰りでも試合終了までには行けるし、招待券も2枚あるので同僚と始めての野球観戦とやらに行ってみました。

 

それからは招待券を頂くと定時で上がって球場に行くようになりました。次第に招待券を頂くことはなくなりましたが、この頃から毎シーズン、最低1回は球場に行くようになりました。そういえば・・招待券を頂いていたのって今からン十年前の出来事ですね。。

 

野球に全く興味がなかったのにも関わらず、毎シーズン球場に観戦に行くようになり、応援グッズを購入し、挙句ファンクラブにも入会してしまいました。何が私をこのように変えたのでしょうか。我がことなので神宮球場&東京ヤクルトスワローズを応援する観点から、考察してみました。

 

 野球場の照明がきれい

始めての野球観戦は平日のナイトゲーム(以下、ナイター)。仕事が終わってから行ったので既に試合は始まっており、あたりも暗くなっていて球場は照明が着いていました。

 

照明によりグラウンドのチャイロとミドリがとても鮮やかできれいに輝いています。ナイターの照明はライトアップとは言わないと思うのですが、ライトアップという表現がぴったりな美しさです。グランドだけでなくもちろんプレーしている選手たちも輝いていて美しいです。。

 

明るいうちから球場にいるとこの煌びやかな光景には気が付きません。暗くなってから球場に入るとなんてきれいなのだろうと感じることができます。

 

球場にいる間は照明の煌びやかさが非日常へ導いてくれている気がします。試合が終わるとさびしい気持ちになるのは、照明が消えた瞬間、日常に引き戻されるからかもしれません。

 

 球場グルメが盛りだくさん

神宮球場の名物は山盛りソーセージ。そのほかにもおいしいものが球場内外にたくさんあります。球場の内外をうろうろして、おいしそうなものを見て回るのも楽しいです。試合開始前、時間に余裕を持って入場すると比較的空いているのですぐに購入することができます。

 

内野席のチケットを持っている場合は、いったん外に出て外野エリアのお店で購入できるようです。反対はダメみたいですが。。その際、チケットは必需品ですのでお忘れなく。

 

球場内のおいしいものと一緒につば九郎直筆サイン探しも楽しいです。2019年の4月には外野エリアのお弁当を販売しているところに直筆サインがありました。シーズン中、ずっとあるかはわかりませんが。。

 

グルメガイドが球場内においてあります。こちらは自由に持って行って大丈夫です。また、お店の案内板もありますのでお気に入りを見つけてみてください。来シーズンは食べられなくなってしまうメニューもあるかもしれないので、気になったときが食べ時と、チャンスを逃さないようにしてください。

 

 球団マスコットやダンスチームのパフォーマンスがいい

東京ヤクルトスワローズの2019年現在の球団マスコットはつば九郎、つばみ、トルクーヤの3人。(人?) この3人(人?)はグランドで球場を盛り上げます。(主に1塁側ですが。)トルクーヤはグランドのみならず、試合中、スタンドにも現れます。(1塁側ですが。)ハイタッチや写真撮影もしてくれますので近くに現れたら声をかけてみましょう。

 

ダンスチーム・Passionはつばみと一緒に試合前や試合途中にダンスパフォーマンスで盛り上げます。つばみのダンスはキレッキレでとても上手です。ダンスといえばトルクーヤもグラウンドで妖艶に(?)踊ってます。

 

また、つば九郎が試合開始前にバズーカでTシャツを飛ばしたり、今日の一言を披露したりと、球場ならではの楽しいイベントがあります。ただし、試合開始前のイベントは試合開始30分前には入場していないと見ることができません。

 

 応援も楽しい

球場には両チームの各応援団が応援をリードしてくれています。参加するもよし、しないもよし。応援したい方は選手応援歌を覚えるもよし、チャンステーマを覚えるもよし。東京ヤクルトスワローズの公式サイトに選手応援歌とチャンステーマの歌詞が出ています。

 

応援グッズもいろいろあります。ヤクルトの応援に行ったなら東京音頭に合わせて傘を振りましょう。傘は大きさや柄は数種類ありグッズショップで購入できます。試合前、試合後どちらもグッズショップは営業していますが、試合開始前の方が空いています。グッズは球団公式サイトからも購入できます。

 

選手のナイスプレーに対する歓声はテレビやネットの中継では伝わらない生の迫力があります。チャンス時の熱のこもった応援は特に迫力満点です。

 

神宮球場での東京ヤクルトスワローズの応援席はライト側外野席になります。思いきり応援したい場合はライト側外野席に座るといいですよ。

 

※スワローズ応援専用席については、球団公式サイトの神宮球場座席・価格表でご確認ください。

 

 夏休み期間は打ち上げ花火が300発

神宮球場は夏休みの時期になると花火ナイターとして5回裏終了時に打ち上げ花火が300発もあがります。夏休み期間でもデーゲームの時は見られませんが。。

 

見とれているうちにあっという間に打ちあがってしまうのですが、野球は見られるわ、きれいな花火は見られるわ。一石二鳥です。

 

 球場に行くときに持っていくと便利なもの

球場に行くときにあると便利なものを紹介します。

 

◆荷物を入れる用のビニール袋

荷物は足元に置くようになりますので汚れないようにビニール袋に入れておくことをお勧めします。スタンドは段になっているので後ろ(上)の人が飲み物をこぼしてしまったとき、流れてきた水分で荷物がぬれるのも防げます。

 

万が一、自分が飲み物をこぼしてしまった場合は、速やかに球場スタッフにこぼした旨を伝えればモップで拭いてくれます。その時はお礼の言葉も忘れずに。

 

◆かっぱ or レインコート

観戦中、雨が降ってきたときに傘を指してしまうと周りの人の迷惑になります。かっぱをもっていれば雨が降ってきても安心です。また寒いときには防寒にもなります。グッズショップでパワーグリーンのポンチョが販売されています。

 

◆上に羽織れるもの。

ナイター観戦のときは上に羽織れるものを持っていくと安心です。真夏は大丈夫だと思うのですが、風が強いときがあるので席によっては寒くなってしまうことがあります。

 

ライト側の外野席は夕方、西日がキツイので日焼け対策をした方が良いです。

球場に来慣れている人がいろいろ工夫をしているので、よさそうなことを参考にしてみると良いと思います。