ヒットエンドランとランエンドヒットの違いとは

 どうなってるの? その4

ヒットエンドランって良く聞きますがどういうプレイのことを言うのでしょうか。ランエンドヒットとかバスターエンドランとか・・似たようなものもありますが、どのような違いがあるのでしょうか。詳しくなくともどのようなプレイなのかを知っていた方が面白く試合観戦できそうです。

 

今回は、ヒットエンドラン、ランエンドヒット、バスターエンドランについて調べてみました。

 ヒットエンドランとは?

ヒットエンドランとは、ピッチャーが投球したのと同時に塁上にいるランナーが次の塁へ走り出し、バッターは最低でもゴロを打つことが期待される戦術を言います。ボールゾーンへの投球であってもミートを狙わなければなりません。

ミートとは、打撃のときにボールをバットの芯でとらえることを言います。

 

通常、バッターが投球を打ったタイミングでランナーが走り出しますが、この戦術はバッターが打つ前(ピッチャーが投球したタイミング)に走り始めます。

出塁しているランナーがいる場合にこの戦術を使うことにより、ランナーは通常よりも早くスタートを切る(進塁する)ことができます。

 

では、ランエンドヒットとはどのような戦術なのでしょうか。

 ランエンドヒットとは?

ヒットエンドランのヒットとランの順番が入れ替わったランエンドヒット。

ヒットエンドランが「打つ前に走る」なのに対してランエンドヒットは「走る前に打つ」なのでは・・と素人は想像するのですが、そうなのでしょうか。

 

ランエンドヒットとは、ピッチャーが投球したのと同時に出塁しているランナーが次の塁へ走り出しますが、打者は必ず打つわけではありません。バッターが打たなかった場合は普通の盗塁となります。

 

単独でも盗塁成功が見込める足の速いランナーの場合に走らせることが多く、打者は打たないで見逃したり、空振りをするという選択肢もあります。

 結局、何が違うの?

ヒットエンドランもランエンドヒットも「ピッチャーが投球したのと同時にランナーは進塁のために走る」という点は共通しています。

 

相違点は、ヒットエンドランはストライク、ボールにかかわらずバッターはバットに当てる必要があるのに対し、ランエンドヒットはコースにより打つか見逃すかを選択することができます。

 

戦術の実行タイミングはそれぞれに適した場面がありますが、どちらもバッターが三振した場合、捕手からの送球でランナーがアウトになる等、併殺になるリスクもあります。

 バスターエンドランとは?

最後に・・バスターエンドランです。

名前からしてヒットエンドランなどと同じような戦術に思われますが、どのような戦術なのでしょうか。

 

バスターとは、打者がバントの構えをしていたのにも関わらず、ピッチャーの投球後、バットを引いてヒッティングに切り替えて打つことを言います。

 

バスターエンドランとは、ピッチャーが投球したのと同時に塁上にいるランナーが走り出し、打者はバンドの構えからヒッティングに切り替え打つ戦術のことを言います。

 

ヒッティングとは、バッターが積極的に打っていく戦法をとることを言います。

 

試合観戦中、打席に立ったバッターを見ていると出塁しているランナーがどのタイミングで走り出したのかを見逃してしまいがちな野球素人ですが、特に足の速い選手が出塁した時には、いつ走るかにも注目するとより楽しく観戦できそうです。

 

今回はヒットエンドラン、ランエンドヒット、バスターエンドランに関して調べてみました。

出典元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヒットエンドラン
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒットエンドラン
スポーツ辞典 S-Words ヒットエンドラン
http://s-words.net/w/ヒットエンドラン.html
スポーツ辞典 S-Words ランエンドヒット
http://s-words.net/w/ランエンドヒット.html