2022年プロ野球ドラフト会議

10月3日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、順位も確定しました。順位が確定するとドラフト会議での指名順も確定します。

今年のドラフト会議、開催日、指名順序など、どのようになるのでしょう。

 

今回は2022年プロ野球ドラフト会議について調べてみました。

 

 

 

 開催要項

2022年のドラフト会議開催要項は以下となります。

◆公式タイトル
プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
◆開催日時
2022年10月20日(木) 17:00開始予定
◆主催
一般社団法人 日本野球機構
◆特別協賛社
大正製薬株式会社

 選択手順

各球団の指名順はどのように決まるのでしょうか。選択手順を見てみましょう。

 

指名順は1巡目と2巡目以降とで異なります。

 

1巡目指名は入札・抽選により行います。

  • 全球団が選択希望選手を同時に提出します。
  • 単独指名の場合はその球団の選択が確定します。
  • 指名が重複した場合は重複した球団で抽選を行います。抽選のくじを引く順番は球団順位の逆順となります。
  • 抽選に外れた球団は再度、入札を行います。ここで指名が重複した場合は再度抽選を行います。
  • 全球団の選択が確定するまでこれを繰り返し行います。

 

2巡目以降の指名順は以下の方法で行われます。

  • 2巡目指名は球団順位の逆順で行います。
  • 3巡目指名は球団順位で行います。
  • 以降の指名は交互に折り返しで行います。

 

 選択順

指名順は①セ・パによる優先権と、②ペナントレースの順位により決まります。

 

①セ・パによる優先権は隔年で優先権を入れ替えます。2019年よりこの方法が採用されています。

※2021年はセ・リーグが優先権を持っていたので、2022年はパ・リーグが優先権を持つことになります。

 

②ペナントレース順位の逆順で選択順が決まります。

※ペナントレースの順位はレギュラーシーズン終了後の順位を用い、会議での指名順はペナントレース順位の逆順(最下位が1番目、5位が2番目・・)になります。

 

※勝率が並んだ場合は ①'当該球団間の対戦成績、②'前年順位 で選択順が決まります。

 

 

2022年の2巡目以降の 球団順位の逆順 と 球団順位 は以下となります。

◆球団順位の逆順(2巡名、4巡目、・・・)

パ6位 → セ6位 → パ5位 → セ5位 → パ4位 → セ4位 → パ3位 → セ3位 → パ2位 → セ2位 → パ1位 → セ1位

日本ハム → 中日 → ロッテ → 広島 → 楽天 → 巨人 → 西武 → 阪神 → ソフトバンク → DeNA → オリックス → ヤクルト

 

◆球団順位(3巡名、5巡目、・・・)

セ1位 → パ1位 → セ2位 → パ2位 → セ3位 → パ3位 → セ4位 → パ4位 → セ5位 → パ5位 → セ6位 → パ6位

ヤクルト → オリックス → DeNA → ソフトバンク → 阪神 → 西武 → 巨人 → 楽天 → 広島 → ロッテ → 中日 → 日本ハム

 

 指名人数

全球団が選択終了、もしくは、選択された選手の合計が120名に達したところで終了となります。

ただし、国内の独立リーグ所属選手、外国のプロ野球選手を選択した場合はその人数に含みません。

 

各球団は原則として10名まで指名できます。ただし、他球団が10名に満たない人数で指名を終了することにより全体で指名選手数が120名に達さない場合は、11名目以降の指名も可能です。

 

 育成選手選択会議

新人選手選択会議が終了した時点で選択された選手の合計が120名に達していない場合、引き続き参加希望球団により育成選手選択会議が行われます。

 

選択方法は球団順位の逆順、球団順位を交互に行い、参加球団全ての選択が終了するまで行います。

 

 

 ドラフト会議の概要

最後に・・ドラフト会議の概要を見てみましょう。

 

新人選手選択会議と言います。

新人選手とは

日本の①中学、②高校、③日本高等学校野球連盟に加盟が認められている学校、④大学、⑤全日本大学野球連盟に加盟が認められた団体 に在学または在学した経験があり、NPBの球団と選手契約をしたことのない選手を言います。

 

また、日本の中学、高校、大学に在学経験がない場合でも、日本国籍を有するものは新人選手とされるそうです。

 

新人選手と契約するためには

球団が新人選手と契約するためには、①新人選手選択会議で、②契約を希望する選手に対する選手契約締結の交渉権を得なければなりません。

 

日本野球連盟の選手

日本野球連盟に所属している選手については以下となります。

  • 球団は、日本野球連盟所属の選手が同連盟に登録後、2年(シーズン)間はその選手と選手契約を締結しない。
  • ただし、中学卒業、高校卒業の選手については3年(シーズン)間はその選手と選手契約を締結しない。(同連盟所属チームが解散、または休部の場合はこの限りではない。)
  • また、チーム及び同連盟の承認がない限り、同じチームから2名以上の投手を選択することはできない。

 

公益財団法人 日本野球連盟

https://www.jaba.or.jp/

 

選択選手

日本高等学校野球連盟に所属する選手、全日本大学野球連盟に所属する選手は、それぞれの連盟から『プロ野球志望届を提出した選手』として公示されている選手に限り選択することができます。

 

公益財団法人 日本高等学校野球連盟

http://www.jhbf.or.jp/

 

公益財団法人 全日本大学野球連盟

https://www.jubf.net/

 

 

外国のプロ野球選手

新人選手であって外国のプロ野球組織に属している、または過去に属していたことのある選手は、新人選手選択会議の7日前までにいずれかの球団が選択対象選手とする旨をコミッショナーに文章で通知、コミッショナーはその選手が選択可能選手であることを全球団にその都度、通告します。

 

コミッショナーにより通告されていない場合、いずれの球団もその選手を指名することはできません。

 

交渉権の放棄、譲渡

新人選手選択会議で取得した選手契約締結交渉権は、放棄することも他球団へ譲渡することもできません。

 

選手契約締結期限

球団が選択した選手と新人選手選択会議の翌年3月末日までに選手契約を締結、支配下選手公示することができなかった場合、球団はその選手に対する交渉権を失います。

ただし、日本野球連盟所属選手との交渉権は、翌年1月末日までとなります。

 

 

どの選手がどの球団に指名されるのか楽しみです。出来れば選手が希望する球団に選択されることを願います。

 

今回は2022年プロ野球ドラフト会議について調べてみました。

出典元
NPB公式サイト
https://draft.npb.jp/draft/2022/
新人選手選択会議規約
https://jpbpa.net/wp-content/uploads/2021/12/rp2010.pdf
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』プロ野球ドラフト会議
https://ja.wikipedia.org/wiki/プロ野球ドラフト会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2022年度新人選手選択会議_(日本プロ野球)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022年度新人選手選択会議_(日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ウェイバー方式
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウェイバー方式