日本生命セ・パ交流戦 2019
Create:2019/6/7
今年も始まりました、セ・パ交流戦。
どのチームが最高勝率で1位になるのか、セ、パどちらが勝つのか、etc・・見どころはたくさんあります。
パリーグの投手は公式戦では打席に立ちませんが、交流戦では打席に立ちますし、通常のリーグ戦とは違った球場で試合をするのも雰囲気が変わっていいものです。
交流戦を観戦するにあたり、通常のリーグ戦との違いを調べてみました。
交流戦とは?
セ・リーグとパ・リーグの12球団で行われ、セ・リーグのチームとパ・リーグのチームが対戦します。2005年から開催されており、試合数は2005、2006年は全216試合、2007~2014年は全144試合、2015年以降は全108試合となっています。
交流戦の正式名称は?
2019年の交流戦の公式タイトルは『日本生命 セ・パ交流戦』です。
日本生命が特別協賛しています。
交流戦の期間は?
2019年の開催期間は6月4日~23日。期間中、全108試合が開催されます。
雨天等の理由により試合が中止になった場合は、開催期間中に設けられている予備日に試合を開催します。
予備日は開催期間中に2日(6/10と17)あり、両日で試合が開催できない場合は、交流戦の全日程終了後の4日間に試合を開催します。
交流戦のホーム・ビジターの決め方は?
各チーム、ホームとビジターで開催される試合は9試合ずつとなります。
ホーム・ビジター決め方は、同じカードを隔年でホームとビジターを入れ替えています。ホームとビジターの入れ替えは2年単位で行われます。
同じカードで2019年の試合がホーム開催だった場合、2020年はビジター開催となります。
◆2017年、2018年の交流戦 【ヤクルトvs日本ハムの場合】
2017年はヤクルトのホーム(神宮球場)で、2018年は日本ハムのホーム(札幌ドーム)で開催されました。2019年は札幌ドームで開催されたので2020年は神宮球場で開催される。はずです。
交流戦の表彰は?
交流戦の全試合終了後、勝率が1位のチームが交流戦優勝球団となり賞金3000万円が贈られます。また全球団から最も活躍した選手には交流戦のMVPとして賞金200万円が、日本生命賞がセ、パの各リーグから1名ずつ賞金100万円が贈られます。
賞金は日本生命から贈呈されます。
2015~2018年まではチームだけでなくリーグの通算勝利数が賞金に関係しており、交流戦期間中の全試合の通算勝利数が勝ち越したリーグを対象に、順位に応じてチームに賞金が贈呈されていました。また、これとは別枠で最高勝率1位のチームに500万円贈呈されていました。
2018年、東京ヤクルトスワローズは最高勝率だったにも関わらず、パリーグの通算勝利数が勝ち越していたため賞金500万でした。勝率2位のオリックス・バファローズは賞金1000万円を贈られてました。
2019年はリーグの通算勝利数に関わらず、最高勝率1位のチームに3000万円贈られます。
交流戦の試合統一ルールとは?
交流戦においての試合に関する取り決めは以下となっています。
・サスペンデッドゲームは採用しない。(*1)
・予告先発制度を採用する。
・指名打者制は、パリーグ球団の主催試合のみ採用する。
・勝率1位のチームを交流戦優勝球団とする。
・勝率が並んだ場合、以下の成績により順位決める。
◆勝率が同率の球団が2球団並んだの場合
1.勝数
2.直接対戦成績(*2)
3.交流戦18試合のTQBが大きいチーム(*3)
4.交流戦18試合の(ER-TQB)が大きいチーム(*4)
5.交流戦18試合のチーム打率
6.前年度セ・パ交流戦の上位チーム
◆勝率が同率の球団が3球団並んだの場合
上記の2.直接対戦成績を除いた成績。
1.勝数
2.交流戦18試合のTQBが大きいチーム
3.交流戦18試合の(ER-TQB)が大きいチーム
4.交流戦18試合のチーム打率
5.前年度セ・パ交流戦の上位チーム
(*1)
サスペンデッドゲームとは、日没などのやむを得ない障害により後日、その続きを行うことを条件に一時停止された試合のことを言います。試合の続きは停止された箇所から同じ状況で再開します。
(*2)
同率チームとの対戦成績で勝ちが多いチーム
(*3)
TQB・・トータル・クオリティー・バランスの略。1イニング平均の得失点差(得失点率)
計算式:TQB =((得点 ÷ 攻撃イニング) - (失点 ÷ 守備イニング))
(*4)
ER・・earned run。投手の自責点
計算式:(ER-TQB) =((相手自責点による得点 ÷ 攻撃イニング) - (自責点 ÷ 守備イニング))
交流戦マスコットのセカくん、パカくん、セパ子ちゃんを始め、球団マスコットも各球場で交流しながら試合を盛り上げているのも見どころの1つです。
2019年、どのチームが交流戦優勝するのでしょうか。公式戦同様、目が離せません。
出典元
NPB公式サイト 日本生命セ・パ交流戦 2019
http://npb.jp/interleague/2019/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 セ・パ交流戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/セ・パ交流戦
コトバンク サスペンドゲーム
https://kotobank.jp/word/サスペンデッドゲーム-510737
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