ヤクルト ゆく年くる年 2019

2019年シーズンが終わり2020年シーズンへの準備が着々と進められている昨今ですが。。2020年シーズンに入る前に2019年のおさらいと2020年への希望を整理したいと思います。

 

と、まるで12球団を対象に振り返りそうな雰囲気を醸しておりますが・・振り返るのはヤクルトのみでございます。

 

なぜならば・・やくるとすわろーずがすきだから。。(●´ω`●)

 

では、どーぞ。

 プロローグ

思い起こせば2017年。

不名誉な記録を更新して終わったレギュラーシーズン。96敗の断トツ最下位。首位広島東洋カープと44ゲーム差。監督も交代。なかなか厳しいものであった。

 

そんな状況を打破するため3人の鬼コーチが誕生、秋季キャンプ、春季キャンプは鬼3による猛練習が始まったのだった。

 

2018年、まさか自分が派遣切りにあい仕事がなくなるとは思いもせず・・。なかなか前に進めない自分を鼓舞するかのようにヤクルトスワローズはリーグ2位でレギュラーシーズンを終え、CS進出という前年の悪夢を完全に振り払った。はずだった。

 

が、まさかのファーストステージ敗退。3位巨人に1勝もできず2018年は終わった。

 

そして再びの3人の鬼コーチによる秋季キャンプ、春季キャンプを経て、2019年シーズンを迎えるのであった。

 

 2019 成績

リーグ6位。最下位ですね。勝率だけ見たらセ・パ12球団中でも最下位です。

143試合中59勝82敗2分、勝率.418、首位巨人とは18ゲーム差でシーズンを終えました。

 

途中16連敗し、連敗記録更新かとヒヤヒヤしましたが・・不名誉な記録が更新されず不幸中の幸いでした。

 

シーズンを通してのチーム得点は656点、これは首位巨人の663点に次ぐ成績です。12球団で見ても西武、巨人に次ぐ堂々の3位の成績なのです。。

 

しかしチーム失点が739点とセ・リーグ6球団のみならず12球団中、断トツ最下位です。いくら点を取っても、失点が多いのでは勝てないわけですね。。

 

<投手編>

先発投手陣が試合を作れず、早い回で中継ぎ登場という展開の試合が多かったため、5月が終わった頃には中継ぎ陣にも疲れが早々に出始めたと記憶しています。

 

先発ローテを担うであろう原選手、星選手の離脱も痛い出来事でした。期待のスアレス選手もほぼ離脱していたので本当の姿はまだ見えていません。

終わってみれば石川選手がチーム1番の勝ち頭になっており、中堅投手に物足りなさを非常に感じました。

 

若手の高橋選手、梅野選手が先発、中継ぎとして頭角を現してきたことは喜ばしいことです。

 

2018年に活躍した中尾選手、近藤選手、石山選手は登板過多だったのか、2019年はあまり調子が上がらなかったように思います。それでも近藤投手は登板していましたが、打たれるのではないかと正直ハラハラしたものです。

 

五十嵐選手、ハフ選手、マクガフ選手も登板回数が多く疲労がたまっていました。そんな中、平井選手が復活したことは喜ばしいことだと思います。

 

平井選手について、ちょっとだけ。

2018年由規選手が戦力外になったとき平井選手もと思ったのですがチームに残りました。失礼ながら2019年シーズンで終わりかと思ったのですが、1軍で結果を出しました。

 

結果と言っていいのかわかりませんが、怪我から復活して1軍でも登板しました。1勝しました。2020年はシーズン通して1軍に帯同していただき、更に結果を出していただきたいです。期待しています。

 

<野手編>

打撃は打てないときは全く打てず、好投している投手の援護射撃ができないときもありましたが、打つときは火ヤク庫、健在でした。3者連続ホームランを達成したり、ホームラン30本越えの打者が3選手いたり、打点が90点以上の打者が3選手いたりとすばらしいのです。

 

ホームランは盛り上がるのですが、ホームランでしか点が入らない試合の場合、おもしろ味の観点からは淡泊な試合に感じました。

打って転がし、打線を繋いで、走者をかえすといった攻撃ができていないので、今後は地道な攻撃にも期待したいです。

 

守備はチーム全体的にエラー、ミスが多く見られました。キャンプでは捕球のみならず、送球するまでの動作を徹底的に練習していただきたいです。

 

西浦選手が怪我でほぼ離脱したことは残念でしたが、変わりにショートに入った奥村選手、廣岡選手は経験値が積めて良かったと思います。

 

村上選手は2年目にして打撃で超人ぶりを発揮しました。どんな球種でもあわせられるようになれば・・今後、非常に楽しみです。

塩見選手はオープン戦や2軍でのあの活躍、1軍でも発揮してくれ、に尽きます。

 

谷繁氏が解説の時、中山選手の打席での構え方がかっこ悪い、空振ったときもかっこ悪いととても笑っていました。ひどいなぁと思いつつも確かに・・と納得したものです。。

 

 2019 達成記録

2019年シーズン中に達成した記録を振り返ります。

 

<達成記録>

#1 山田選手
06/21 両チーム初回先頭打者本塁打
  (相手チームはロッテ・荻野選手)
06/30 1000安打達成
09/04 200本塁打達成
#2 大引選手
08/23 1000安打達成
#4 バレンティン選手
08/24 1000試合出場達成
#5 川端選手
04/20 1000安打達成
09/04 1000試合出場達成
#23 青木選手
05/17 100本塁打達成
05/22 最速1500安打達成
  (2011年松井稼氏(楽)の1233試合を抜く1156試合で達成)
09/01 100死球達成
#29 小川選手
09/28 1000投球回達成
#53 五十嵐選手
05/28 800試合登板達成
#55 村上選手
08/12 最年少サヨナラ本塁打達成
  (1953.4.22森下氏(南)の19歳7カ月を抜く19歳6カ月で達成)
09/14 シーズン174三振
  (セ記録2004年岩村氏(ヤ)の173を抜く。プロ野球記録は1993年ブライアント(近)の204。)
#23 青木選手 #1 山田選手 #4バレンティン選手
04/25 3者連続本塁打達成
  (Ysの3者以上連続本塁打は2013.4.7以来、14度目(4者1度))
05/26 3者連続本塁打達成
  (Ysの3者以上連続本塁打は2019.4.25以来、15度目(4者1度))
チーム
5月 月間20敗
  (20敗以上は2014.8月中日以来、プロ野球10度目、セ6度目)
05/14

06/01
16連敗
(1970年Ysに並ぶセ・リーグワーストタイ記録、プロ野球記録は1998年ロッテの18連敗)

 

 2019 引退・退団など

2019年終了後、退団、移動、入団した監督・コーチ陣と現役引退、戦力外、自由契約の選手を振り返ります。

<監督・コーチ>

◆退団

背番号 名 前 役 職 メ モ
80 小川 淳司 1軍監督 ヤクルト球団 GM就任
86 宮本 慎也 1軍ヘッドコーチ (2020/01/18更新)
BC富山開催の小学生向けアカデミー 特別講師
期間は2020年3月~2021年2月まで
89 田畑 一也 1軍投手コーチ BC富山 監督就任
81 石井 琢朗 1軍打撃コーチ 巨人 1軍野手総合コーチ就任
78 橋上 秀樹 2軍チーフコーチ BC新潟 総合コーチ就任
85 北川 博敏 2軍打撃コーチ 阪神 2軍打撃コーチ就任

◆移動

背番号 名 前 役 職 メ モ
22 高津 臣吾 1軍監督 元2軍監督
74 杉村 繁 1軍打撃コーチ 元巡回コーチ
82 松元 ユウイチ 1軍打撃コーチ 元2軍打撃コーチ
75 森岡 良介 1軍内野守備走塁コーチ 元2軍内野守備走塁コーチ
95 土橋 勝征 2軍内野守備走塁コーチ 元1軍内野守備走塁コーチ
85 畠山 和洋 2軍打撃コーチ 元選手

◆入団

背番号 名 前 役 職 メ モ
77 斎藤 隆 1軍投手コーチ 元パドレスの顧問
88 池山 隆寛 2軍監督 元デイリースポーツ評論家
78 大松 尚逸 2軍打撃コーチ 元福井ミラクルエレファンツ
80 緒方 耕一 2軍外野守備走塁コーチ 元日本ハム
一軍内野守備走塁コーチ

 

<選手>

◆現役引退

背番号 名 前 ポジション メ モ
33 畠山 和洋 内野手 ヤクルト一筋19年
引退後はヤクルトの2軍コーチに就任
25 館山 昌平 投手 ヤクルト一筋17年
引退後は楽天の2軍コーチに就任
60 三輪 正義 内野手 ヤクルト一筋12年
引退後はヤクルト球団広報
35 寺原 隼人 投手 ダイエー・SB、横浜、オリックス、Ysで18年
引退後は琉球ブルーオーシャンズのコーチ就任

◆自由契約

背番号 名 前 ポジション メ モ
4 バレンティン 外野手 ヤクルト在籍9年後、ソフトバンクに移籍
28 ブキャナン 投手 ヤクルト在籍3年
(2020/01/17更新)
2020/01/16 韓国プロ野球サムスン・ライオンズと契約
45 ハフ 投手 ヤクルト在籍2年
(2020/01/11更新)
2020/01/08 MLB ダイヤモンドバックスとマイナー契約

◆戦力外通告

背番号 名 前 ポジション メ モ
2 大引 啓次 内野手 (2019/12/30更新)
NPBで移籍先を求めるも引退を決断
オリックス、日ハム、Ysで13年の現役生活を引退
今後は未定
(2020/2/14更新)
日本ハムの特別研修コーチとしてレンジャーズへ派遣
43 村中 恭兵 投手 豪州オークランド・トゥアタラ移籍
(2020/02/14更新)
琉球ブルーオーシャンズ入団
44 岩橋 慶侍 投手 オリックス事業運営部コミュニティグループ
90 沼田 拓巳 投手 琉球ブルーオーシャンズ移籍
69 山川 晃司 捕手 BC富山 投手に転向
58 屋宜 照悟 投手 阪神打撃投手

 

 2019 ドラフト指名

ドラフト会議では1位指名の奥川選手が他球団と競合しましたが、高津新監督が見事交渉権を引き当てました。持っていますね。

大学生3名、高校生3名(投手4名、内野手2名)と交渉が成立、来シーズンより東京ヤクルトスワローズの新戦力として入団が決まりました。

 

1軍で活躍できるよう、がんばってください。(*゚▽゚*)

 

<交渉権獲得選手>

順 位 名 前(年齢) ポジション 出身校
1位指名 奥川 恭伸(18) 投手 星陵高校
2位指名 吉田 大喜(22) 投手 日本体育大学
3位指名 杉山 晃基(22) 投手 創価大学
4位指名 大西 広樹(22) 投手 大阪商業大学
5位指名 長岡 秀樹(18) 内野手 八千代松陰高校
6位指名 武岡 龍世(18) 内野手 八戸学院光星高校

 

 2020より入団する選手

2020年シーズンより入団する新戦力です。

 

<入団選手>

背番号 名 前(年齢) ポジション 前チーム
25 ガブリエル・イノーア(26) 投手 オリオールズ
33 マット・クック(29) 投手 ダイヤモンドバックス3A
69 今野龍太(24) 投手 楽天
90 長谷川宙輝(21) 投手 ソフトバンク育成
45 嶋基宏(34) 捕手 楽天
2 アルシデス・エスコバー(32) 内野手 ホワイトソックス傘下3A

 

 エピローグ

チーム得点はリーグ2位だったのに対し投手陣の防御率が4.78と投打がかみ合わず、リーグ最下位に終わり監督、チーフコーチ、投手コーチ、打撃コーチが退団しました。

 

更にベテラン選手の引退やバレンティン選手の移籍、レギュラー選手の高齢化などチームにとって厳しい現実も突き付けられています。2020年、山田哲人選手が単年契約でFA権取得なんて恐ろしい現実もあったりします。。

 

ですが、若手選手も徐々に頭角を現してきています。(と思います。思いたいです。)

投手では高橋選手、梅野選手が、打者では村上選手、中山選手、塩見選手が、2軍では濱田選手、大村選手、古賀選手、吉田選手、金久保選手、ジュリアス選手が楽しみです。

 

2020年はバレンティン選手の退団をマイナスととらえず、ポジションが空いたことによる競争力の上昇、さらにチーム力の上昇を期待したいです。

 

『彼も人なりわれも人なり』です。

 

来シーズンは優勝して、ともに喜ばさせてください。(ノ´∀`)ノ

 

10月、2軍施設の戸田球場が台風の影響で水没するという出来事もありました。復旧作業に従事していただいた方々に感謝しつつ、日々の練習、イースタンの試合など励んでください。私も戸田球場に観戦や練習見学に行くので感謝感謝でございます。

 

2019年、1年間楽しませていただきありがとうございました。来シーズンも楽しませて頂きますよう、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

 

ちなみに・・。

わたくしの神宮での勝敗ですが、1勝5敗1分け 勝率.167でございます。(´-ω-`;) つば九郎に『神宮に来るな!』と言われるレベルです。

2019年、59勝したうち、ホームでは27勝(2分け)。27分の1しか引けない自分の運のなさを恨みます。

 

--以上、個人の感想です。--

 

出典元
東京ヤクルトスワローズ 公式サイト
https://www.yakult-swallows.co.jp/
NPB 公式サイト
http://npb.jp/
Sports navi
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/