セカンドキャリア 2020

2020年シーズンをもって現役引退、もしくは戦力外通告となった選手の第2の人生であるセカンドキャリア。進路調査結果が発表されましたので見てみましょう。

 

調査結果は2021年3月31日現在のものです。

 

 

 

 先輩へのインタビュー

引退した元プロ野球選手に新しいキャリアに進んだエピソードなど、インタビューが紹介されています。

 

http://npb.jp/secondcareer/newball/

 

 対象選手数と内訳

◆引退・戦力外選手数

対象人数  : 133名
平均年齢  : 28.1歳
平均在籍年数: 7.7年

外国人選手、同一球団内で育成選手再契約を締結した選手は含まれません。

 

◆進路の内訳

進 路 内 訳 人 数 割 合
NPB関係 68名 51.13%
その他野球関係 33名 24.81%
野球関係以外 18名 13.53%
未定 14名 10.53%

  1. NPB関係
  2. NPBの選手、監督、コーチ、スタッフ、球団職員などを指します。
  3. その他野球関係
  4. NPB以外の選手、監督、コーチ、スタッフ、解説者などを指します。
  5. 野球関係以外
  6. 一般企業就職、起業独立、公務員、進学、他競技転身などを指します。
  7. 未定
  8. 進路未定、不明を指します。

 進路

◆野球関係

(1)NPB関係

詳 細 人 数 割 合
選手契約 8名 6.02%
育成選手契約 23名 17.29%
監督・コーチ契約 9名 6.77%
球団職員・チームスタッフ 28名 21.05%
(1)NPB関係 小計 68名 51.13%

(2)その他野球関係

詳 細 人 数 割 合
独立リーグ 16名 12.03%
社会人野球 10名 7.52%
学生野球指導者 2名 1.50%
海外チーム 1名 0.75%
野球解説者・評論家 4名 3.01%
(2)その他野球関係 小計 33名 24.81%
野球関係 合計 (1)+(2) 101名 75.94%

 

◆野球関係以外

(1)一般

詳 細 人 数 割 合
一般企業などに就職 11名 8.27%
自営・起業 1名 0.75%
(1)一般 小計 12名 9.02%

(2)その他

詳 細 人 数 割 合
進学 5名 3.76%
他種目競技に転向 1名 0.75%
(2)その他 小計 6名 4.51%
野球関係以外 合計 (1)+(2) 18名 13.53%

◆未定

(1)未定・不明

詳 細 人 数 割 合
未定・不明 14名 10.53%
未定・不明 合計 14名 10.53%

 

 球団別内訳

進路の球団別内訳を見てみましょう。

 

  球団 H M L E F B G T D DB C S 合計
  対象人数 14 8 9 14 7 11 24 11 10 7 5 13 133
NPB関係 選手契約 2 0 0 1 1 0 1 2 0 0 0 1 8
育成選手契約 3 1 1 2 2 2 6 2 3 0 1 0 23
監督・コーチ 0 2 0 2 0 4 0 0 0 1 0 0 9
球団職員・スタッフ 4 2 3 1 2 2 3 3 3 3 0 2 28
合計 9 5 4 6 5 8 10 7 6 4 1 3 68
その他野球関係 独立リーグ 1 1 0 4 1 1 1 2 0 1 1 3 16
社会人野球 1 0 0 1 0 0 5 0 0 0 1 2 10
学生野球指導者 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2
海外チーム 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
解説者・評論家 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 1 4
合計 2 1 1 5 1 1 7 3 1 1 3 7 33
野球関係以外 一般企業などに就職 2 0 0 2 1 0 3 0 1 1 0 1 11
自営・起業独立 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
小計 2 0 0 2 1 0 4 0 1 1 0 1 12
進学 0 0 1 0 0 1 0 0 2 0 0 1 5
他種目競技転向 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
小計 0 0 2 0 0 1 0 0 2 0 0 1 6
合計 2 0 2 2 1 1 4 0 3 1 0 2 18
未定 未定・不明 1 2 2 1 0 1 3 1 0 1 1 1 14
合計 1 2 2 1 0 1 3 1 0 1 1 1 14
  球団 H M L E F B G T D DB C S 合計

 

2019年引退選手のセカンドキャリアはこちらです。

 

 

セカンドキャリアでも野球関係の仕事に就く割合が7割強と、引退後も野球関係の仕事に就く方が多いことがわかります。

 

何らかの形で現役を続行される方が4割を超えており、NPBでの育成選手契約が多く、次いで独立リーグ、社会人野球、NPB支配下選手契約の順になっています。

次に多いのは球団職員やチームスタッフで、2割となっています。

 

NPBの監督・コーチ就任は1割にも満たず狭き門であることがわかります。2020年シーズン終了後に監督・コーチの交代が少なかったということも言えます。

 

また、2019年引退選手のセカンドキャリアには0%だった学生野球指導者が、2020年では1.5%となっています。

 

野球関係以外の一般企業への就職や起業、進学される方は1割強となっています。

 

昨年に比べ、引退選手の平均年齢は0.1歳とほとんどかわりませんが平均在籍年数が0.5年短くなっており、早めに第2の人生に踏み出す選手が増えたということでしょうか。。

 

 

今回は、2020年シーズンをもって現役引退、戦力外通告を受けた選手の進路調査結果を見てみました。

 

出典元
NPB公式サイト セカンドキャリア
https://npb.jp/npb/careersupport2021_1.html