表彰選手 2019

2019年のシーズンも終わり、選手にとって1年の集大成と言える投手・打撃別の各賞、ゴールデングラブ賞、ベストナインなどの表彰が行われました。

 

表彰には1年間の成績(記録)による表彰と、普段からプロ野球を取材している記者の投票による表彰があります。

 

今回は、2019年シーズンの各賞の表彰選手を調べてみました。

 

こちらも併せてどうぞ。

ファーム表彰選手についての記事です。

 成績による表彰

2019年シーズンの成績による表彰です。

 

◆セ・リーグ

<投手部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
最優秀防御率投手賞 大野 雄大(中日) 防御率 2.58 初受賞
勝率第一位投手賞 山口 俊(巨人) 勝率 .789 初受賞
最多勝利投手賞 山口 俊(巨人) 勝利 15 初受賞
最多セーブ投手賞 山﨑 康晃(DeNA) セーブ 30 2年連続2度目
最優秀中継ぎ投手賞 J.ロドリゲス(中日) ホールドポイント 44 初受賞
最多三振奪取投手賞 山口 俊(巨人) 奪三振 188 初受賞

<打撃部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
首位打者賞 鈴木 誠也(広島) 打率 .335 初受賞
最多安打者賞 大島 洋平(中日) 安打 174 初受賞
最多本塁打者賞 N.ソト(DeNA) 本塁打 43 2年連続2度目
最多打点者賞 N.ソト(DeNA) 打点 108 初受賞
最高出塁率者賞 鈴木 誠也(広島) 出塁率 .453 初受賞
最多盗塁者賞 近本 光司(阪神) 盗塁 36 初受賞

◆パ・リーグ

<投手部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
最優秀防御率投手賞 山本 由伸(オリックス) 防御率 1.95 初受賞
勝率第一位投手賞 山岡 泰輔(オリックス) 勝率 .765 初受賞
最多勝利投手賞 有原 航平(日本ハム) 勝利 15 初受賞
最多セーブ投手賞 松井 裕樹(楽天) セーブ 38 初受賞
最優秀中継ぎ投手賞 宮西 尚生(日本ハム) ホールドポイント 44 2年連続3度目
最多三振奪取投手賞 千賀 滉大(ソフトバンク) 奪三振 227 初受賞

<打撃部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
首位打者賞 森 友哉(西武) 打率 .329 初受賞
最多安打者賞 秋山 翔吾(西武) 安打 179 3年連続4度目
最多本塁打者賞 山川 穂高(西武) 本塁打 43 2年連続2度目
最多打点者賞 中村 剛也(西武) 打点 123 4年ぶり4度目
最高出塁率者賞 近藤 健介(日本ハム) 出塁率 .422 初受賞
最多盗塁者賞 金子 侑司(西武) 盗塁 41 3年ぶり2度目

 

 記者投票による表彰

2019年シーズン、記者投票による表彰です。

 

 最優秀選手賞

◆セ・リーグ

坂本 勇人選手(巨人) 初受賞

【打率.312 本塁打40 打点94】

◆パ・リーグ

森 友哉選手(西武) 初受賞

【打率.329 本塁打23 打点105】

 

最優秀選手賞とは・・。

シーズンで最も活躍した選手がセ・リーグ、パ・リーグからそれぞれ1名ずつ、記者の投票により選出されます。

投票資格は、全国の新聞、通信、放送各社に所属しており、5年以上プロ野球を担当している者とされています。

投票は投票用紙に3名を連名、各1票には1位5点、2位3点、3位1点のポイントが割り振られ、その合計得点が最も高い選手が選出されます。

 

 最優秀新人賞

◆セ・リーグ

村上 宗隆選手(ヤクルト)

【打率.231 本塁打36 打点96】

◆パ・リーグ

高橋 礼選手(ソフトバンク)

【12勝6敗 防御率3.34】

 

最優秀新人賞とは・・。

選考資格を持つ選手のうち、シーズンで最も活躍した新人選手がセ・リーグ、パ・リーグからそれぞれ1名ずつ、記者の投票により最も得票数の多い選手が選出されます。

 

※選考資格は、以下の全項目を満たしていること。

  1. 海外のプロ野球リーグに参加した経験がないこと。
  2. 支配下選手に初めて登録されてから5年以内であること。
  3. 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内であること。
  4. 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内であること。

 

投票資格は、全国の新聞、通信、放送各社に所属しており、5年以上プロ野球を担当している者とされています。

 

新人賞に相応しいと思う選手がいない場合は『該当者なし』票を投じることも可能です。そのため、最多得票数よりも『該当者なし』の票数が上回っている、もしくは規定得票数に達していない場合は『該当者なし』となります。

 

※規定の得票数は、投票総数の26%となります。

 

 ベストナイン

◆セ・リーグ

ポジション 選手名(チーム) 受賞回数
投手 山口 俊(巨人) 初受賞
捕手 會澤 翼(広島) 3年連続3度目
一塁手 D.ビシエド(中日) 2年連続2度目
二塁手 山田 哲人(ヤクルト) 2年連続5度目
三塁手 高橋 周平(中日) 初受賞
遊撃手 坂本 勇人(巨人) 2年連続5度目
外野手 鈴木 誠也(広島) 4年連続4度目
外野手 丸 佳浩(巨人) 4年連続5度目
外野手 N.ソト(DeNA) 2年連続2度目

◆パ・リーグ

ポジション 選手名(チーム) 受賞回数
投手 千賀 滉大(ソフトバンク) 初受賞
捕手 森 友哉(西武) 2年連続2度目
一塁手 山川 穂高(西武) 2年連続2度目
二塁手 浅村 栄斗(楽天) 4年連続4度目
(他に1塁手で1度)
三塁手 中村 剛也(西武) 4年ぶり6度目
(他にDHで1度)
遊撃手 源田 壮亮(西武) 2年連続2度目
外野手 秋山 翔吾(西武) 3年連続4度目
外野手 吉田 正尚(オリックス) 2年連続2度目
外野手 荻野 貴司(ロッテ) 初受賞
指名打者 A.デスパイネ(ソフトバンク) 2年ぶり2度目

 

ベストナインとは・・。

シーズンで好成績を残した選手をポジション別に、セ・リーグ、パ・リーグそれぞれから、記者の投票により最高得票を得た選手が選出されます。

 

ポジションは、投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、外野手の別になります。

基本、同一ポジションで最高得票を得た1名が選出されますが、同じ最高得票数が複数人の場合は同時受賞となります。

 

投票資格は、全国の新聞、通信、放送会社に所属しており、5年以上プロ野球を担当している者とされています。

 

 三井ゴールデン・グラブ賞

◆セ・リーグ

ポジション 選手名(チーム) 受賞回数
投手 西 勇輝(阪神) 初受賞
捕手 梅野 隆太郎(阪神) 2年連続2度目
一塁手 J.ロペス(DeNA) 4年連続5度目
二塁手 菊池 涼介(広島) 7年連続7度目
三塁手 高橋 周平(中日) 初受賞
遊撃手 坂本 勇人(巨人) 2年ぶり3度目
外野手 丸 佳浩(巨人) 7年連続7度目
外野手 鈴木 誠也(広島) 2年ぶり3度目
外野手 大島 洋平(中日) 2年連続7度目

◆パ・リーグ

ポジション 選手名(チーム) 受賞回数
投手 千賀 滉大(ソフトバンク) 初受賞
捕手 甲斐 拓也(ソフトバンク) 3年連続3度目
一塁手 内川 聖一(ソフトバンク) 初受賞
二塁手 浅村 栄斗(楽天) 初受賞
(他に1塁手で1度)
三塁手 松田 宣浩(ソフトバンク) 7年連続8度目
遊撃手 源田 壮亮(西武) 2年連続2度目
外野手 秋山 翔吾(西武) 5年連続6度目
外野手 荻野 貴司(ロッテ) 初受賞
外野手 西川 遥輝(日本ハム) 3年連続3度目

 

三井ゴールデン・グラブ賞とは・・。

シーズンで守備力に卓越した選手をポジション別に、セ・リーグ、パ・リーグそれぞれから、記者の投票により最高得票を得た選手が選出されます。

 

選出されるには、以下条件を満たしている必要があります。

  1. 投手の場合、規定投球回数以上投球している、または所属チームが行った年間試合数の3分の1以上登板していること。
  2. 捕手・野手の場合、チーム試合数の2分の1以上同じポジションで出場していること。

 

ポジションは、投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、外野手の別になります。

基本、同一ポジションで最高得票を得た1名が選出されますが、同じ最高得票数が複数人の場合は同時受賞となります。

 

投票資格は、全国の新聞、通信、放送会社に所属しており、5年以上プロ野球を担当している者とされています。

 

 連盟特別表彰

◆セ・リーグ

表彰 選手名(チーム)
最優秀監督賞 原 辰徳(巨人)
功労賞 阿部 慎之助(巨人)
リーグ特別賞 J.ロペス(DeNA)
リーグ特別賞 原口 文仁(阪神)
新人特別賞 近本 光司(阪神)

◆パ・リーグ

表彰 選手名(チーム)
最優秀監督賞 辻 発彦(西武)
功労賞 福浦 和也(ロッテ)

 

 選考委員会選出による表彰

2019年シーズン、各選考委員会による表彰です。

 

 正力松太郎賞

工藤 公康監督(ソフトバンク) 2年連続4度目

 

正力松太郎賞とは・・。

シーズンで日本プロ野球の発展に大きく貢献した人物に贈られる賞です。

表彰の対象は、監督、コーチ、選手、審判です。

選考は、コミッショナーから委託された『正力松太郎賞選考委員会』によって審議・選出されます。

 

 沢村栄治賞

該当者なし

 

沢村栄治賞とは・・。

投手が対象となる賞です。選考基準が設けられていますが、必ずしも全項目クリアしていなくても受賞の対象となります。

この賞の選考は、『沢村賞選考委員会』によって審議され、投手1名が選出されます。

審議の結果、該当者なしの年もあります。

 

選考基準は以下となります。

  1. 登板試合数が25試合以上であること。
  2. 完投試合数が10試合以上であること。
  3. 勝利数が15勝以上であること。
  4. 勝率が6割以上であること。
  5. 投球回数が200イニング以上であること。
  6. 奪三振が150個以上であること。
  7. 防御率が2.50以下であること。

 

 (ファーム) 成績による表彰

2019年シーズンのファーム成績による表彰です。

 

◆イースタン・リーグ

<投手部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
最優秀防御率投手賞 中川 虎大(DeNA) 防御率 2.25 初受賞
最多勝利投手賞 中川 虎大(DeNA) 勝利 11 初受賞
最多セーブ投手賞 小野 郁(楽天) セーブ 14 2年連続2度目
勝率第一位投手賞 藤平 尚真(楽天) 勝率 .818 初受賞

<打撃部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
首位打者賞 山下 航汰(巨人) 打率 .332 初受賞
最多本塁打者賞 安田 尚憲(ロッテ) 本塁打 19 初受賞
最多打点者賞 安田 尚憲(ロッテ) 打点 82 初受賞
最多盗塁者賞 山野辺 翔(西武) 盗塁 29 初受賞
最高出塁率者賞 北村 拓己(巨人) 出塁率 .414 初受賞

 

◆ウエスタン・リーグ

<投手部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
最優秀防御率投手賞 中田 賢一(ソフトバンク) 防御率 3.02 初受賞
最多勝利投手賞 秋山 拓巳(阪神) 勝利 10 3年ぶり3度目
最多セーブ投手賞 漆原 大晟(オリックス) セーブ 23 初受賞
勝率第一位投手賞 中田 賢一(ソフトバンク) 勝率 .667 初受賞

<打撃部門>

タイトル 選手名(チーム) 記録 受賞回数
首位打者賞 石川 駿(中日) 打率 .317 初受賞
最多本塁打者賞 A.メヒア(広島) 本塁打 21 2年連続2度目
最多打点者賞 A.メヒア(広島) 打点 56 2年連続2度目
最多盗塁者賞 真砂 勇介(ソフトバンク) 盗塁 26 初受賞
最高出塁率者賞 石川 駿(中日) 出塁率 .368 初受賞

 

 (ファーム) 選考による表彰

2019年シーズンのファーム選考による表彰です。

 

 優秀選手賞

◆イースタン・リーグ

寺岡 寛治選手(楽天)

山口 航輝選手(ロッテ)

伊藤 裕季也選手(DeNA)

山下 航汰選手(巨人)

濱田 太貴選手(ヤクルト)

本田 圭祐選手(西武)

平沼 翔太選手(日本ハム)

 

◆ウエスタン・リーグ

田城 飛翔選手(ソフトバンク)

漆原 大晟選手(オリックス)

馬場 皐輔選手(阪神)

石川 駿選手(中日)

遠藤 淳志選手(広島)

 

 (ファーム) スポンサー表彰

2019年シーズンのスポンサーによる表彰です。

 

◆イースタン・リーグ

タイトル 選手名(チーム) 選出
優秀投手賞 中川 虎大(DeNA) サンケイスポーツ選定
新人賞 山下 航汰(巨人) スポーツニッポン選定
技能賞 山野辺 翔(西武) デイリースポーツ選定
努力賞 山野辺 翔(西武) 日刊スポーツ選定
殊勲賞 山下 航汰(巨人) 報知新聞社選定
ビックホープ賞 山下 航汰(巨人) ベースボール・マガジン社選定

 

◆ウエスタン・リーグ

タイトル 選手名(チーム) 選出
優秀投手賞 馬場 皐輔(阪神) サンケイスポーツ選定
新人賞 漆原 大晟(オリックス) スポーツニッポン選定
技能賞 漆原 大晟(オリックス) デイリースポーツ選定
努力賞 田城 飛翔(ソフトバンク) 日刊スポーツ選定
殊勲賞 真砂 勇介(ソフトバンク) 報知新聞社選定
期待賞 漆原 大晟(オリックス) 在阪テレビ局選定
ビックホープ賞 田城 飛翔(ソフトバンク) ベースボール・マガジン社選定

 

 (ファーム) リーグ特別表彰

2019年シーズンのファーム特別表彰です。

 

 リーグ特別表彰

オコエ瑠偉選手(楽天)

2019/8/31 (ファーム)西武戦にてサイクル安打達成

 

 

2019年シーズンの1軍、ファームそれぞれの賞を受賞された選手のみなさん、おめでとうございます。

 

来シーズンも引き続き、私たち野球ファンをわくわくさせてください。

監督・コーチ・選手・審判のみなさま、1年間ありがとうございました。

 

今回は、2019年シーズンの各賞の表彰選手を調べてみました。

 

出典元
NPB公式サイト 2019年表彰選手
http://npb.jp/award/2019/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最優秀選手 (日本プロ野球)
https://ja.wikipedia.org/wiki/最優秀選手_(日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最優秀新人 (日本プロ野球)
https://ja.wikipedia.org/wiki/最優秀新人_(日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ベストナイン (日本プロ野球)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベストナイン_(日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ゴールデングラブ賞
https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴールデングラブ賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』正力松太郎賞
https://ja.wikipedia.org/wiki/正力松太郎賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』沢村栄治賞
https://ja.wikipedia.org/wiki/沢村栄治賞